情報科学科では、情報科学を基礎的なことから教育・研究しています。
基礎的なことを深く考え、大切にすることは、時代の変化を軽く見ることではなく、むしろそれらに柔軟に対応できることにつながります。
情報科学は、物理学や数学から発展してきており、深いところでそれらに繋がっています。そのため情報科学科では、コンピュータ・サイエンスを主に学ぶ「情報コース」と同時に、物理学や数学も重視した「数理・物理コース」を設けています。
情報科学科では、情報科学とそれを扱うコンピュータのしくみを、数学や物理学といった理学の基礎を活かしつつ、基礎から最先端まで幅広く体系的に学びます。このことによって、ソフトウエアやコンピュータシステムの設計・開発から運用・管理まで出来る幅広い技術力、思考力、判断力が身に付きます。
4年間の学修を通して、きっとコンピュータの持つ計り知れない可能性を実感することができるでしょう。情報処理を一生の仕事として自ら積極的に選び、卒業時だけでなく、将来の情報技術の急速な進歩にもすばやく適応して、永く一流として働き続けられるような情報技術者の育成が情報科学科の教育目標です。
無料で貸与されるノートPCを初め、充実したコンピュータルーム(Linuxワークステーション152台・Linuxサーバ10台・WindowsPC220台を所有)や、学内中に張りめぐらされた無線LANが学修を強力にバックアップします。
講義資料や演習用資料が、授業の際も自宅からもダウンロードできます。 また、最先端のe-ラーニングシステムにより、ノートPCを利用したレポート提出や、授業中の演習問題の実行などが実施されています。授業自体の電子化も進んでおり、アニメーションの利用などにより、より分かりやすい授業が演出されています。
高校で数学・物理が苦手だった学生や、履修不足の学生のために、高校の内容を復習する入門科目を設けています。
数学演習、情報科学実験、物理学実験など、演習・実験の科目が充実しています。少人数教育を実践し、丁寧な指導を心がけています。これらは体験を通した深い理解に繋がるはずです。
ゼミナールや卒業研究は1年半の長期間にわたって、教員一人当たり6、7名程度を基本とした少人数教育で行われます。
近年の情報科学において、そのすべてのテーマに精通することは困難です。そこで「2つのコース・7つのテーマ」を用意し、具体的な学修目標と履修計画の道しるべとしています。
出願時に「情報コース」「数理・物理コース」のどちらかを選択し、入学後に各コースに設けられたいくつかのテーマのなかから1つないし2つのテーマを選びます。
情報科学とは、情報の本質をとらえ、コンピュータから新しい可能性を引き出す分野です。基礎を深く理解することで、急激に進歩する情報技術に対応した、新しい価値を創造できる人材を育成します。
情報科学基幹技術・先端的利用技術を学ぶことで、各種情報システムの設計・開発、運用、管理および先進的応用ソフトウェアの企画・開発を行う人材を育成します。
| テーマ | 学修内容 |
|---|---|
| ソフトウェアデザイン | コンピュータの無限の可能性を可能にするのがソフトウェアです。ソフトウェアデザインの基礎理論と具体的方法を、講義や演習を通じて身につけます。 |
| インターネット・ウェブ技術 | インターネットやウェブの原理を修得し、さらに新しい技術を作る力を養います。 |
| 並列分散・アーキテクチャ | コンピュータは同時に多くの処理を行い、インターネット技術と融合して世界規模の分散処理へ発展しつつあります。このような技術の構成方式や設計基準(アーキテクチャ)の基本を修得します。 |
| 知能と感性 | 人間の知能や感性といった心の機能とコンピュータとのつながりについて学びます。画像や言語を処理する技術、コンピュータに知的な働きをもたせる技術、人間にやさしい情報技術を学修します。 |
数理・物理などの科学の基本を学ぶことで、情報科学や情報処理の本質的発展に寄与できる人材を育成します。
| テーマ | 学修内容 |
|---|---|
| 数理・シミュレーション | 物理や数学で扱われる法則は、生命のような複雑なシステムや宇宙のように巨大なスケールのもの、そして経済のような社会現象にまで広く適用できます。コンピュータを使ってこれらの複雑な現象の解析を行います。 |
| ナノサイエンス・半導体 | 百万分の1㎜の微細加工技術をもとに、物理・化学・生物・情報・医療・福祉などの広範な分野に応用されるナノサイエンス、ならびにハードウエアのコア技術である半導体。このIT社会を抜本的に変える2つの技術を学びます。 |
| 宇宙・素粒子・原子核 | 百数十億光年にわたる全宇宙から百兆分の1m以下の極微の世界までを扱います。数理・物理・情報科学・コンピュータを駆使し、時空の構造や物質の究極要素といった自然の根源的性質の理解をめざします。 |
本学科では入学時に、高性能ノートパソコンを無償で全員に貸与いたします。情報科学の専門教育に必要なシステムを搭載するなど、快適なIT環境を提供します。
※2009(平成21)年度入学者対象
コンピュータは史上最高の道具のひとつです。インターネットによって既成の情報流通の壁が壊され、新興企業が隆盛を極めています。この傾向は今後さらに加速していくでしょう。
頭脳とパソコンで世界を変えられる時代なのです。
情報分野は今後さらに進歩し続けますが、それだけに技術者は常に最新技術を学修し吸収していく必要があります。
本学科では情報科学の本質を学び、時代の変化に適応できる学修能力を身につけた人材の育成を最大の目標にしています。
単に既存の技術の応用だけでなく、その本質の追求や革新もめざすのがその理由です。たとえば情報システムにおいては、個々のシステムの作製だけでなく、全てのシステムに活かせる技術革新をめざした科学的アプローチを学修します。
基礎理論や先端的応用、あるいはそれらの基盤である数理・物理に至るまで、教育環境が質・量ともに揃っており、情報科学の重要なテーマを網羅しています。就職率も大変高く、情報関連企業を中心に多彩な職種で卒業生が活躍しています。